2020年4月7日、本屋大賞ノミネート10作品の中から「流浪の月」で見事に1位(大賞)を受賞した凪良ゆうさん。実は彼女は腐女子であることを公表しています。
ーー腐女子とは?
ボーイズラブ(BL)と呼ばれる男性同士の恋愛を扱った小説や漫画などを好む女性のこと
今回はそんな凪良ゆうさんのBL作品と小説についてまとめてみました。
Contents
凪良ゆうのWiki風プロフィール

職業⇔作家(一般文芸)、BL作家
誕生日⇔1971年1月25日
年齢⇔47歳(2020年4月現在)
血液型⇔非公開
出身地⇔滋賀県
身長⇔非公開
高校⇔非公開
凪月ゆうさんは滋賀県出身のBL作家です。
BLとはボーイズラブの略称。男性(少年)同士の同性愛を題材とした小説や漫画などのジャンルのこと。
凪良ゆうさんの詳しいプロフィールはこちらからどうぞ。
凪良ゆうのこれまでの代表作品まとめ!
凪月ゆうさんのこれまでの作品(BL含)をご紹介します。
ちなみに。
「BLなんて初めて聞いた!」
「BLってどんなのか気になる!」
という方はいらっしゃいますか?
これ以降、刺激的な内容が含まれますので、「わあ〜、こんな世界もあるんだ〜」くらいの軽い気持ちでご覧ください。笑
凪良ゆう先生ってバッリバリのBL作家さんやんけ。
名作「積み木の恋」とか「美しい彼」とかエロ目的で軽率に読むと割と読み応えあるやつや。— カレー熱膨張。 (@AlwaysCarry) April 7, 2020
恋するエゴイスト(BL本)

あらすじはこちら。
高校生の橘初夏は、親の都合で叔父の久世貴明に預けられた。貴明は30歳独身で売れっ子の官能小説家。かつては憧れていたが、今の初夏は貴明を嫌っている。そんな初夏に、貴明はエロ作家らしいHなおしおきをしかけてくるのだが…!?
出典:https://www.chil-chil.net/goodsDetail/goods_id/49460/
エゴイスト(利己主義者)とは、「自己の利益を重視し、他者の利益を軽視、無視する考え方」のことです。この作品でいうところ、”叔父の久世貴明(官能作家)のエゴに振り回される”というのがエゴイストに入ります。
あらすじにある、「おしおき」って、腐女子に刺さりそうな言葉感がありますね。笑
ちなみに、「恋するエゴイスト」は、2006年に電子出版されている作品です。
電子出版なので、紙媒体としての本はありません。
10年以上前にに出版した作品なので、今となってはご本人も恥ずかしいようです。笑
@eribopanko はい、美山は思い切り愛着あります。やっぱり愛があふれているのばれましたか(;´∀`)「恋するエゴイスト」うわーーーーー、あ、ありがとうございます。しかし筆が若すぎて恥ずかしいです!
— 凪良ゆう (@nagira_yuu) July 17, 2014
「恋するエゴイスト」に対する読者の反応
恋するエゴイスト!?なんじゃそれは!私としたことが見落とし…!?と思ったら電子かぁ…あ、あ、あ、電子デビューするしかないな!?全然分からん。
— にらい (@conbumomo) January 29, 2020
さすがにペーパー掲載の掌編までは網羅できませんでしたが、取り敢えずデビュー中編「恋するエゴイスト」などの電子配信作品もきちんと押さえました。「この方の作品はすべて読む」と決めてから、時間はかかりましたが、まったく飽きませんでしたよ!
— K島氏 (@blue_airship) August 22, 2019
@nagira_yuu 美山って物言いが強烈キャラなんだけど憎めないんですよね。もしかして先生自身愛着わいてたのかな〜と(*^^*)…また手紙書きますね。
あ、先日電子書籍で「恋するエゴイスト」を読みました(^^)設定に驚いたけれど叔父さんってばはっちゃけてて☆面白かったです!— えりおっち (@eribopanko) July 16, 2014
「恋するエゴイスト」のご購入はこちらからできます。
おやすみなさい、また明日(BL本)

あらすじはこちら。
「俺はもう誰とも恋愛はしない」
仄かに恋情を抱いた男から、衝撃の告白をされた小説家のつぐみ。
十年来の恋人に振られ傷ついたつぐみを下宿に置いてくれた朔太郎は、つぐみの作品を大好きだという一番の理解者。なのにどうして…?
戸惑うつぐみだが、そこには朔太郎が抱える大きな闇があって!?
今日の大切な想い出も、明日覚えているとは限らない…記憶障害の青年と臆病な作家の純愛!!
出典:https://www.chil-chil.net/goodsDetail/goods_id/45079/
「おやすみなさい、また明日」は、思わず涙が流れてしまう感動の作品です。
BLに純愛が成り立つのか。
「は? 純愛に性別は関係でしょ!」
そんな腐女子の怒りの声が聞こえてきそうですね、ごめんなさい… ガクガク((( ;゚Д゚)))
か、感想はこちらからどうぞ!!!
「おやすみなさい、また明日」に対する読者の反応
おやすみなさい、また明日 (キャラ文庫) 凪良ゆう https://t.co/c6A8zuLQfX
私はこの本を読んで涙が止まらなかったし朝だったしあれから2回目を読めない。直感だけで良いと思った。深く理解したくなかった。読後の苦しい愛しさを濁らせたくないからまだ読めない。最高です。— 🎃ちゃんにぃ🤖 (@nihao_niso) April 7, 2020
凪良ゆうさん、本屋大賞おめでとうございます。
「おやすみなさい、また明日」の本とドラマCDは病んだ私に寄り添ってくれた大切な作品です。
優しくも切なく、人の孤独を普通にあることだと、肯定も否定もせず、誤魔化しもせず、痛みを受け止めながら生きる登場人物に救われました。— 麦茶🥖🇫🇷@夢を現実にバージョンアップ (@yoi11261129) April 7, 2020
おやすみなさい、また明日がめっちゃめっちゃめっちゃ大好きで凪良ゆうさんの作品がまた読みたいと思っていたので、、、嬉しい、、、、、
— オムそばカーニバル (@genkai_toppaa) April 9, 2020
「おやすみなさい、また明日」のご購入はこちらからできます。
天涯行き(BL本)

あらすじはこちら。
名前しか知らない相手と、夜ごと激しく抱き合って眠る──。旅の青年・高知(たかち)をなりゆきで家に住まわせることになった遠召(とおめ)。戻らない恋人を待ち続ける遠召と、人懐こい笑顔と裏腹に、なぜか素性を語らない高知。互いの秘密には触れない、共犯めいた奇妙な共同生活。この平穏で心地良い日々はいつまで続くんだろう…? けれどある日、高知が殺人未遂事件の容疑者として追われていると知って!?
出典:https://www.chil-chil.net/goodsDetail/goods_id/37884/
……腐女子の怒りの声が……ごめんなさい… ガクガク((( ;゚Д゚)))
か、感想はこちらからどうぞ!!!(2回目)
「天涯行き」に対する読者の反応
凪良ゆう先生の「天涯行き」読了。泣いた泣いた。語彙力がなくてあれなんだけど、凪良先生が書く、主人公たちが過去や闇を抱えてできるだけ心を動かさず淡々と日々を暮らしていく中でふたりが出会うことでその日常が段々とかけがえのないものになっていく描写があまりに切なくて…すごく好き
— 景太郎 (@keitro_mi) December 3, 2019
上手い作家の小説は自分にピンとこなくても最後まで一気に読める。出てくる登場人物全員に大した救いは無くて、ザマァも無いのでエンタメというより文学寄り。それぞれの地獄にいる受けと攻めが一緒にいるっていう選択をするのがBL的でじんわりくるかな
天涯行き/凪良ゆう
https://t.co/dKMmd44Cr2— 1日1冊感想マン (@itiniti1satubl) January 10, 2020
凪良ゆう先生の『天涯行き』(キャラ文庫)を読みました。読みながら「もう、ひとりはいやだ」という言葉に既視感あるなと思ったら『天涯行き』を読む前に読んでいたエンゾウ先生の『ここはやさしい庭』(キャラコミックス)に「もうひとりはいやだ」という言葉がありました。すごい。→ pic.twitter.com/lLrJlVqiuh
— manato (@u__manato) July 26, 2019
「天涯行き」のご購入はこちらからできます。
わたしの美しい庭(一般文芸)

あらすじはこちら。
小学生の百音と統理はふたり暮らし。朝になると同じマンションに住む路有が遊びにきて、三人でご飯を食べる。
百音と統理は血がつながっていない。その生活を“変わっている”という人もいるけれど、日々楽しく過ごしている。
三人が住むマンションの屋上。そこには小さな神社があり、統理が管理をしている。
地元の人からは『屋上神社』とか『縁切りさん』と気安く呼ばれていて、断ち物の神さまが祀られている。
悪癖、気鬱となる悪いご縁、すべてを断ち切ってくれるといい、“いろんなもの”が心に絡んでしまった人がやってくるが――
出典:https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008272.html
マンションの屋上庭園の奥にある「縁切り神社」を訪れる<生きづらさ>を抱えた人たちと、「わたし」の物語です。
「わたしの美しい庭」に対する読者の反応
心が弱りきった状態でわたしの美しい庭を読んだら所々に救いがあった。買ったまま今はいいかなって放置してたけど今だったのかな。
— あおい (@september_aa) April 9, 2020
「わたしの美しい庭」凪良ゆう
「当たり前」であること
それはその人の解釈であって
きっとそんなものは存在しない──そういう誰かの「かいしゃく」とは関係なく、わたしは楽しく暮らしている
人が「当たり前」だと思っている
全てのことは「有難い」
感謝すべきことなんだと pic.twitter.com/gyKKM7ilXa— Old River@読書垢 (@oldriver_24) March 20, 2020
本屋大賞に決まった凪良ゆうさんの『流浪の月』本当に面白くて、読んでいて色んなことを考えてさせてもらえる作品。
『神様のビオトープ』『わたしの美しい庭』も面白いから色んな人に見て欲しい。— 聖坂紅 (@kou_hijirizaka_) April 7, 2020
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流浪の月(一般文芸)

あらすじはこちら。
幼い頃、家に帰りたくなくて、公園で声をかけてきた青年についていった更紗。自由にそして安全に過ごさせてもらったけれども、更紗の声は届かず、それは青年の罪となる。大人になっても更紗は「誘拐事件の被害女児」という事実を消すことができずにいたが、ある日恋人から実家に行く話をされて・・。
出典:https://www.chil-chil.net/goodsDetail/goods_id/105895/
「流浪の月」に対する読者の反応
凪良ゆうさんの『流浪の月』 とりあえずめちゃくちゃ良かった、読み終わってからしばらく放心してしまってからすこしだけ泣いた という事実だけ伝えておいていいですか?
— 前田 (@_mndnt) April 9, 2020
世間で言う正しい事より、自分の気持ちを大切にする事。
自分の価値観を他人におしつけない事。
これらを大事に生きていくと、明るい兆しが見えてくるよ、と背中を押される感じがする。少し重いテーマだけど、読了後は温かい気持ちに。
出会えて良かった一冊。#流浪の月#読了 pic.twitter.com/grvIi6FOpk— もえ@読書垢 (@moemoe_book) April 8, 2020
#流浪の月 映画みたいに脳内で映像が勝手に流れてきて2時間程で一通り読めました
けれどそばにいたい
揺るぎなくそう思う人を見つけられるのってとても幸運なこと pic.twitter.com/BKRascoYbR— こなゆき (@guipureandsilk) April 9, 2020
「流浪の月」のご購入はこちら!
せっかくなので書籍はあってもいいですね!(^^)!
凪良ゆうはBL作家を卒業するのか?
様々なBL本を書いてきた凪良ゆうさんですが、本屋大賞を受賞したことでBL作家としての活動は継続されるのでしょうか?
この件に関しては、凪良ゆうさん本人が明言しています。
BLを卒業してないし、飛び出してないし、これからも需要がある限り書き続けたいです。言葉ひとつも間違えられない繊細なカテゴリなので難しいですね。どうか誤解なく真意が伝わってくれるよう願うばかりです☺️💦 https://t.co/edrkoQO77W
— 凪良ゆう (@nagira_yuu) April 9, 2020
このことからも、どうやらBL作家としての活動も継続するようですね。
凪良ゆうに対する世間の反応
凪良ゆうさんってBL作品でデビューされてたんだ。
知らなかったー💦— 立夏 (@ritsu_mimizoo) April 9, 2020
どのBL小説も優しさに溢れ、洞察力に優れたBL作家、凪良ゆう先生。一般の人にも是非読んで欲しい!と思ってはいましたが…
今年の本屋大賞を受賞し、それが実現したのは喜ばしいのですが、BLだけはやはりずっと書いて欲しい…🙏https://t.co/BwuyFSz4SK— そらねこ (@soranekotan071) April 9, 2020
リビングの本棚にも表紙がセーフかなってBL小説を並べてたんだけど、凪良ゆう先生が本屋大賞を受賞されて、ネットニュースとかインタビューでもBL小説家ってことを大々的に書かれてるので、ついに旦那にバレるのでは!?とドキドキしながらそのままにしてる♡
— あき (@aki_bg) April 9, 2020
まとめ
本屋大賞受賞作家がBL作家だった事例は今までに聞いたことがありませんが、何を題材にしても面白ければ芸術として認められるというのは創作活動を行う人にとっては、とても活動しやすい時代になったのかもしれません。
本屋大賞を受賞されたことで、一般文芸の方でも注目される作家になると思いますので、今後のご活躍に期待ですね!